日本人の私が経験したイタリア・ミラノでのファッションの勉強

Milan Fashion Campus
10月9日
読了時間: 5分

こんにちは。ほのかと申します。私はイタリア・ミラノでのファッションの勉強をミラノファッションキャンパス（以下MFC）で２週間行いました。このブログでは私がMFCで何を経験し学んだのかをご紹介します。

なぜMFCを選んだのか

私がMFCを選んだ理由は、短期間でファッションを学べるからです。MFCでは最短1週間から受講可能なコースが20個以上あり、短期間でファッションを学ぶことができます。私は日本のファッションの大学に通う学生ですが、大学の夏休みを利用しMFCに入学しました。短期間で効率的にファッションを学ぶので、ファッションの基本を学びたい方はもちろん、自分の知識や技能向上を目指す方にもおすすめです。

私が受講したコース

私が受講したのは、「ミラノファッションウィークエクスペリエンス」というコースです。このコースでは、エディトリアルスタイリング、ウィメンズパーソナルスタイリング、撮影を学びます。また、「ファッションウィーク」という名前の通り、ミラノファッションウィーク時に開講されるため、2、9月に受講可能なコースになります。ここからは、実際に私が体験した学校生活を紹介していきます。

授業の様子

ミラノファッションウィークエクスペリエンスコースは、スタイリングの授業と撮影の準備が同時並行で行われ、ファッションウィーク期間は皆でファッションショーや展示を見に行きます。また、すべてのコースの授業は英語で行われます。

スタイリングの授業

まずはスタイリングの授業について紹介します。この授業では以下のことを学びます。

①コーディネートの種類と名前

②体型とそれぞれの体型にあったコーディネート

③顔の形とそれぞれの形にあったアクセサリー

④パーソナルカラー

一つずつ紹介します。

①コーディネートの種類と名前

クラスメートと意見を交換しあいながらコーディネートの種類を勉強する様子 — コーディネートの種類を学ぶ授業の様子

どのようなコーディネートがあるのかをアイテムなどを踏まえて勉強します。このように皆で向かい合いながら授業を受けるため、質問なども気軽にでき、皆で意見交換できる環境です。

②体型とそれぞれの体型にあったコーディネート

様々な体型があることを知り、それぞれの体型にはこのようなアイテムが合う、合わないというったことを学びます。セレブのコーディネートの写真を見比べて、どういった違いが出るのかを皆で考えたりもしました。

③顔の形とそれぞれの形にあったアクセサリー

セレブの顔の写真を使ってそれぞれの顔の形にあったサングラスを当てるゲームをしている様子 — 様々な顔の形にあったサングラスをグループで当てはめる授業の様子

顔の形によって似合うアクセサリーの形も勉強します。レクチャーを受けた後は顔の形ごとにどのサングラスやイヤリングが合うかのゲームもしました。

④パーソナルカラー

顔に当てるカラーボードを使った、それぞれの生徒のパーソナルカラーを皆で考える授業の様子 — パーソナルカラーの授業の様子

この授業では、ブルーベース、イエローベース、春、夏、秋、冬だけではなく、より細かいパーソナルカラーを知り、クラスメート同士で色のボードや布を使用しながらパーソナルカラーをどのように活用するのかを勉強します。

撮影

続いて撮影をするにあたりどのような準備をしてきたか、また撮影当日についても紹介します。

準備期間

撮影当日前の２週間の間で、チームででテーマを考えて学校内のクローゼットで使えそうな服やアイテムを探したり、ムードボード（雰囲気や世界観を写真や文字などを使ってコラージュしたボード）を作ったりしました。このコースの受講者は４人だったので、二人ずつの２チームに分かれて行いました。本番一週間ほど前になると、フォトグラファーやメイクアップアーティストにどのような撮影がしたいかをプレゼンします。

撮影当日

撮影当日はスタジオを借りて、モデルにコンセプトを説明し衣装や装飾を準備して撮影がスタートします。どちらのチームも全く違うテイストで面白かったです。

ミラノファッションウィーク

私の場合、最初の１週間がミラノファッションウィークだったので、皆でいくつかのショーや展示を見に行きました。生でランウェイを見れる機会はなかなか少ないと思いますので、非常に貴重な経験ができたと思います。

ショーや展示だけでなく、ブランドのお店に入ったりもして、学校の外でも本場のファッションを学べるコンテンツが盛りだくさんな２週間でした。

実際に入学して分かったこと

MFCに来て分かったことは以下の二つです。

①アットホームな環境

②世界中から様々な年齢層の生徒と関われる

一つずつ紹介していきます。

①アットホームな環境

私の場合は、私も含め生徒は６人、先生は３人で、それぞれのコースの生徒が同じ教室で学習を進めます。そのためいつでも先生に質問できたり、また定期的に作業の様子も見に来てくださるので安心感がありましたし、友達のように関われました。コースに関係なく生徒も先生もいつでもかなり自由に会話ができる環境で、堅苦しさは全く、非常にアットホームな印象の学校でした。

②世界中から様々な年齢層の生徒と関われる

ミラノのドゥオーモの前での記念撮影 — クラスメートと先生たちとミラノのドゥオーモを見に行った際の写真

短期間だからこそ学生からキャリアウーマンまで様々な年齢層の生徒が集まるので、何歳からでも自分の好きなことを学べることが素敵なことだと思いました。私自身、アメリカ、カナダ、台湾、ドイツから来た様々な年齢層の生徒に出会い、お互いの国の文化や考え方ををシェアできた非常に楽しい２週間でした。

まとめ

MFCの学校生活がどのような感じなのか想像していただけましたでしょうか？短期間でも、スタイリングの授業、撮影、ファッションショーといった様々な学びと様々な人とのかかわりを経験でき、気軽ながらもとても充実した、終わってみるとあっという間な２週間でした。MFCに興味を持たれた方は、ぜひ自分の学びたいコースがあるかチェックしてみてください！